第3話
今回は、社交ダンスの中でも初心者向けで覚えやすいブルースの基本の足型です。
ウマ先生、何か踊りたいんだけど、教えて!
簡単なやつ!
そうだな。まずはブルースからやってみようウマ
ブルースとは
ブルースは社交ダンスの競技会で競われるダンス10種目には含まれていませんが、パーティーダンスとしてダンスパーティーなどでよく踊られているポピュラーなダンスです。
このダンスは男女が常に組んだ状態で踊り、リズムがゆったりしているのが特徴です。
ステップが比較的簡単なので、初めて社交ダンスを習う初心者の方でも覚えやすい種目です。
姿勢と組み方
ブルースは常に組んだ状態で踊っていきますので、こちらの姿勢と組み方スタンダード編を参考にして下さい。
ステップを踏んでみよう
それでは早速基本のステップを踏んでみましょう。以下の2つのフィガーを踊ります(フィガーというのは、決められた足型のことです)。
男性の足型
男性はフロアの中で壁に近いところで、壁から左に45度の角度の向きに足をそろえて立ちます。このとき右足に体重を乗せていてください。
STEP1. 左足を前進
STEP2. 右足を前進
STEP3. 右に90度向きを変えながら、左足を横に
STEP4. 右足を左足にそろえる
ここまでのステップ(STEP1~STEP4)を「クォーターターン・トゥ・ライト」と言います。
STEP5. 左足を後退
STEP6. 右足を後退
STEP7. 左に90度向きを変えながら、左足を横に
STEP8. 右足を左足にそろえる
STEP5~STEP8までの流れは、「クォーターターン・トゥ・レフト」と言います。
また、STEP1からSTEP8まで合わせて「クォーターターンズ」と言ったりもします。
ここまでの一連の流れ(STEP1からSTEP8)を連続してみるとこのようになります。
女性の足型
女性は男性と向かい合うように、壁を背にして左に45度向きを変えた方向に立ちます。このとき左足に体重を乗せていてください。
STEP1. 右足を後退
STEP2. 左足を後退
STEP3. 右に90度向きを変えながら、右足を横に
STEP4. 左足を右足にそろえる
STEP5. 右足を前進
STEP6. 左足を前進
STEP7. 左に90度向きを変えながら、左足を横に
STEP8. 右足を左足にそろえる
ここまでの一連の流れ(STEP1からSTEP8)を連続してみるとこのようになります。
音楽に合わせて踊ってみよう
ここまでは足型の説明でしたが、これを音楽に合わせて踊らなくてはなりません。
ブルースは4拍子の音楽に合わせて踊り、この2つのフィガーはスロー・スロー・クイック・クイック(SSQQ)とカウントします。
このスロー(S)とかクイック(Q)とは何かと言うと、1歩ステップするのに要する時間をあらわしています。
スローは2拍分の音の長さ、クイックは1拍分の音の長さです。
つまり、スローと言ったら1歩ステップするのに1小節4拍分のうち2拍使ってください、クイックと言ったら1拍使って下さいねってことです。
今回のまとめ
クォーターターン・トゥ・レフトのあと、クォーターターン・トゥ・ライトに戻ればずっと踊り続けることができます。
今回の足型をまとめると以下のようになります。
次回、ブルースを踊ってみよう・その2に続きます。宜しければそちらもあわせてお読みください。
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